双撃日記

「中華ガジェット」はわが癒し。

MacBook2011 vs PowerBook G4

MacBookPowerBookを売り損なって以来10年以上も(いや15年近くも前のモノ)前のマックを再び使い始めているが、一世代以上前のMacを使ってわかったことは、そんなにも前のMacがフツーに使えるということだ。それどころか使ってみての感触は古い方のPowerBookの方がいいのではないかと思えるほど。 2011年のMacBook Proと2004年のPowerBookを並べて、MicrosoftSurfaceのYouTube映像を表示してみた。思っていたように太古機のPowerBookの表示が遅れるということは無かった。ただしデフォルトのSafariではダメで、PowerPC用に開発されて、今も更新を続けているTenFourFoxでの表示となる。つまり、PowerBookのハードそのものは現在のネット環境についていけないのではなく、OSが旧式であるためにブラウザが更新できず、それゆえ使いものにならなくなっているということだ。 確かにG4PowerBookの動作はもっさりしている。すぐに表示できないし、すぐに次のことができない。しかし、自分が普段使っている分には支障があるとまでは言えない程度なのだ。それは新しいMacと並べて使ってみて初めて言えることで、もしこの2004年の太古機を単独で使っていたら「やっぱり古すぎて使えない」ということになっていただろう。しかし、実際に比べながら使ってみると、思っていほどではなかった。最新のモデルでないと何できないというのはメーカーのコマーシャルの暗示であり、新しいモノが欲しいという己の消費欲の為せるものでしかなかった。自分でも驚いている。 実際に触れてみると、PowerBookG4はMacBookPro2011よりも触ってみた質感はいいかもしれない。ベゼルだってPowerBookの方が細い。表示の見やすさも高精細なディスプレイは、ほぼ同じサイズのディスプレイなら、絶対的な表示の大きさが小さくなってしまうということもわかった。つまり、フツーにサイトを見るならPowerBookの方が見やすいのだ。 もうPowerBookを売りに出すことはしないかもしれない。ヒストリーの違う何台かのMacを持っていて、その違いを楽しみながら使うのも「趣味的」にはありではないか。ワインの風味の違いを楽しむみたいにMacのモデルごとの質感の違いを楽しむのだ。