双撃日記

「中華ガジェット」はわが癒し。

病としてのスマホ趣味

 

YouTubeでreal stories 「Living Dolls」というドキュメンタリーを見た。尋常ならざる人形への愛を持つ人々が4人登場する。一人は既婚者でダンナも子供もいる女性。常にゴシック的な人形を持ち歩いて、色んなシュチュエーションを作ってはカメラにおさめてる。別の一人は、いかにもマザコンの成れの果てのような中年男性。数え切れないバービー人形に囲まれて生活している。三人目はかなりの年の、一見街の科学者風のオトコで、ボロボロのバービーを集めてはサイボーグみたいに仕上げて、それで卑猥な映画を作り上げる。最後の一人はラブドール、いわゆるダッチワイフをこよなく愛し、家中がラブドールで溢れている。一見会社の上司風の風貌で、年収もそれなりにあるみたい。

彼らは取り憑かれたように人形への愛を示し、片時も人形から離れることは出来ない。暇さえあれば人形を眺め、撫でて、写真を残そうとする。どう見てもオカシな人々だ。

しかし、ちょっと考えてみれば私もあまり変わらない人間かも。

スマホタブレットを10何台も抱え、その1台1台に「個性」や「味わい」を感じているのだ。彼らと変わらない「フェティシズム(物神崇拝)」に浸っていると思う。

しかし、彼らの家族はそのフェティシズムによって、彼ら本人がドラッグや飲酒に染まらずに済んでいると考えているようだ。つまり、その「オカシな」趣味は「良き状態」とは言えないが、最悪の事態を回避するのに役立っていると考えているようだ。私の場合もそうなのかな。


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