双撃のくらし

わたくし「総撃ノマド」の行動記録。

このブログを始めたのは、今使ってる中華タブレットで何でもかんでも書いていたいから。


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私はON THE MOVEするのがスキだ。仕事で忙しくするのは好きではないが、自分の時間に街のあっちこっちを彷徨して、その合間合間にスマホタブレットを使って読んだり書いたりするのが大好きなのだ。これにヘッドホンから流れる音楽があれば、もう幸せになれる。カンタンでしょ?
ここでは生活を描写する、っていうよりもネットや新聞、あるいは本なんかで読んだことへのレスポンスを専ら書こうと思ってる。伝える為に書くのではなく、ただ書くために書くので書かなくてもいいこと、要するに何だ?だから何だってんだ!という類の文章だらけになる。

最初に書くのは朝日新聞に定期的に載ってるトーマス・ピケティの経済コラムだ。
私は彼の本(と言っても「21世紀の資本」しか知らない)をKindleで買ったんだけど、レポートの参考にしただけで全部は読んでない。
今日のコラムでは、ピケティも米国の大統領選挙のことを書いている。そして、トランプ(のような一見デタラメな人物)が勝利したのは、「何をおいても経済格差と地域格差を歴代の政権が放置したからだ」と説明してる。そして、例えクリントンが勝利したとしても、金融界と結びつきの強い彼女には何も出来なかっただろうとしている。ただし、それはトランプが何か新しいことができるということではなく、むしろ不平等を拡大するだろうとしている。しかも、その矛盾を政治が、あるいはトランプ自身が責任を取ることは無く、その鬱憤が民族的な差別で晴らされることになると予測している。
こうした事態に対処するためにピケティが主張するのは、「グローバリゼーションの方向性を簡単に変えること」だとしているが、要は「もはや後は無い。グローバリゼーションなんていうことをさっさと止めないととんでもない事になるぞ」という論だ。そして、資本を自由にするために法人税を下げたり、環境基準を甘くしたりするだけの「なんの対価もない自由貿易化交渉」をして、世界を(米国流と今まで言われてきたが、米国民自身が最も苦しんでいる)国家さえも訴訟の対象とするスーパーウルトラ「帝国主義」に膝まずかせるようなことはやめるべきだと言い、猛烈な勢いで広がるグローバリゼーションを止めるの「政治」しか無いと教えている。
ピケティ自身はその政治的可能性として格差の増大と二酸化炭素の増大(地球温暖化)を食い止める(なんでこんなものをセットにするのだ?)ためには「持続可能な発展」のモデルを打ち立てる(具体的には国際的な協定を結んで資本に規制をかけること)ことだとしているが、最後の結論はあまりにも古臭くて凡庸な言い回しだ。
恐らく彼は資本主義が「帝国主義」という最高段階に達してる現代ではマルクスレーニン主義的処方箋が不可欠だと考えているのだろう。しかし、彼の口からそんなことが言えるはずは無い。それで最後の結論だけはどこかで聞いた文言を繰り返し沈黙の代わりとしているようだ。
コラムはルモンド紙に掲載されたものを朝日新聞が翻訳して掲載したもの。