過去記事「Macセラピー」
メインのMacBookは初代Intel Macだと前に書いたが、その前のPowerBookG4も持っている。この二つは見た感じ殆ど変わらないし、その次世代の石(CPU)であるG5で新しいPowerBookを開発するはずが、熱効率の悪さでどうにもならなくなったみたいだ。G-Xを名乗るPowerPCは見捨てられ、これ以降マックはIntelの石を搭載していくことになる。
しかし、マックユーザーは石の種類なんて問題にはしない。マックとしての製品やヒューマンインターフェイスのアイデンティティが保たれていればオッケーなのだ。この辺がWindowsユーザーとは違う。
PowerBookG4は、今だって十分ネットできるし、他にも大抵のことはできると思うが、OSがSnow Leopard止まりなので、ブラウザが更新できないでいる。それがマシンとしての古臭さを感じさせるが、オブジェとしての質感はまだまだイケている。アルミの筐体はやっぱり眺めてもよし、撫でてもよし、古くなっても「古くない」。十分今でもやっていけると思う。
私の場合、マックで仕事するなんてことは殆ど無くて、マックを触って「セラピー」されたいだけなのだ。WindowsやChromebookでは到底「セラピー」されないが、MacBookは違う。私は確実に癒される。Macとテキーラがあれば、その日の疲れは吹き飛ばせるほどだ。
この世に「ドッグセラピー」があるように、私には「Macセラピー」が存在するのだ。そして、犬のことを動物学的にあるいは解剖学的に知らなくても十分セラピされるように、Macをコンピュータとして詳しく知る必要はない。ただそれを触って、それに接することで何かが得られるのだ。